兜の紐の結び

もう3月も終わりに近づき桜の開花の話題が聞こえ始め

4月になれば鯉のぼりがちらほらと目につき始めます。

そして室内には五月人形の甲冑や兜も飾られると思いますが、

自分で兜の紐を整えようと思って色々と触ってみたら

思いがけず解けてしまって「あれ?どうなってた??」

なんて事がありそうな時期です。

代表的な兜の結びで総角(あげまき)結びの人型がこちら

IMG_7498

人型の総角結びは主に甲冑などに使われる結びです。

これが解けたとなると結び方の解説を見ないと簡単に復旧は難しいでしょう。

ついでに入型の総角結びはこうなっています。

IMG_7496

こちらは主に装飾用に用いられる結びです。

入型ではありますが基本的な結び方は同じですのでご参考程度にどうぞ。

また、完全に紐が解けてしまっていて、左右の長さが違う場合は蝶結びがされていたことが考えられます。
蝶結びの場合はなんとか自力修復が可能かと思います。

IMG_7499

蝶結びは特に解けやすいので飾り付けや片づけの際にはご用心下さい。

前の記事

7年ぶりの再会

次の記事

江戸打ち紐に撚り房