組紐屋さんの雛人形の制作工程 vol.4
いよいよ人形作りも大詰めになってきました。
今回はお雛様の冠を作る事と衣装の裏張りです。
冠の材料は本来は房になるはずだった金糸の撚り房です。
金糸を撚り返した物ですのでパリッとしてコシがあり
小さな結びも比較的楽に出来る上に高級感もあります。
淡路結びをして解けることのないように2か所をボンドで固定して
しっかりボンドが乾いてから余分な所をカットして冠になります。
そして衣装の裏に補強の意味もある裏張りをします。
少し粗目で厚い和紙を使っています。
瓢箪がちょっと覗いているのはご愛敬。
次回は最終仕上げです。